日々のチェックポイント
うさぎの健康管理は、飼い主さんの役目です。毎日うさぎのお世話をする時、意識をせずにするのではなく、うさぎを良く観察して普段の健康な状態のうさぎの姿をイメージ出来るようにしておきましょう。そうするとちょっとしたうさぎの変化を見つける事が出来るようになります。
例えば、目の輝きや毛の艶などで健康状態を判断出来るようになります。
食欲
うさぎの食欲低下には色々な原因がありますが、もし食欲不振から絶食になってしまうと大きな問題が起こります。
うさぎの胃には、常に食べ物があることが普通です。食欲不振が続くと胃腸の運動機能が低下しお腹にガスが溜まり苦しくてより食事が取れなくなって絶食になってしまします。
絶食が1日以上続くと肝臓に大きな負担がかかり肝脂肪という病気になってしまいます。
うさぎの食欲がなくなって来たことに気づいた時には、少しでも早く病院に連れて行き症状がひどくならない様治療をしてもらわなくてはなりません。
見た目
うさぎを毎日見ているといろいろ気づくことがあります。
目の輝きや毛艶、やせたとか太ったとか飼い主さんだからみえるうさぎの体調の変化を見逃さなないことが大切です。
また、うさぎの表情からも同じように健康状態が分かるようになります。
おしっこやフンの状態
うさぎのウンチやおしっこは、健康のバロメーターです。健康状態が良いときに量や色を見て覚えておくことが重要です。
ウンチがいつもより小さくなった、おしっこ色が変わった等の変化があればなにかの症状が出てきているのかもしれません。病気を隠すうさぎは、しばらく様子を見ようというのではなくなるべく早く獣医さんに相談しましょう。
またトイレの中に使うシーツは白色、トイレ砂は明るめの色をご使用になると分かりやすいです。
お尻の汚れ
下痢をしてうさぎのお尻が汚れている場合は、直に獣医さんに連れて治療をしてもらいましょう。
下痢は、うさぎにとって命を脅かすほどの病気です。また、下痢ではなく、食欲もあるうさぎのお尻が汚れている場合は、肥満が原因の場合があります。
太り過ぎで食糞が出来ず盲腸糞がお尻に付いてしまうためです。そのままにしておくと毛にこびりつき硬く固まってしまうこともあります。奇麗に取り除いてあげると同時にダイエットで適正体重まで減量させてあげましょう。
触って分かること
グルーミングやスキンシップでうさぎの体を触ってあげられるとうさぎの健康状態をみたり病気を見つけたりすることが出来ます。
うさぎの体には、ちょっとしたキズから膿瘍といって膿みの溜まった腫瘍が出来る事があります。
膿瘍は、治りにくい病気です。全身をくまなく触れるようになれば、キズや小さな出来物を早く見つけて治療してあげられます。
また、やせ過ぎや太り過ぎも体を触る事でわかります。
何よりうさぎが体を触らせてくれるのは飼い主さんとの信頼関係が出来ている証です。
体重の管理方法
肥満は、色々な病気の原因にもなります。また、体重のかかる踵や脚の裏の毛が薄くなりソアホックになってしまうこともあります。
飼い主さんは、うさぎを肥満させないように普段から食事の管理をすること大切です。
うさぎにとって食べることは、一日の生活の中でも一二を争う楽しみです。ですから、うさぎが美味しそうに食べている顔を見るとどうしてもあげすぎてしまいます。
栄養の少ない牧草は食べ放題でかまいませんがペレットフードやおやつは一日にあげる量を決め肥満しないようにしましょう。
もし肥満させてしまった場合、ペレットフードやおやつを見直して体に負担のないように少しずつダイエットさせてあげましょう。
かかりやすい主な病気
首が斜めに傾いていることを斜頚と呼びます。しばしば眼振を併発しています。歩かせてみると、同じ場所を何度もぐるぐる回る様になります。症状が重い場合は、立っていられなくなって、ころころと転がることもあります。一般的な原因としては、ある種の菌が耳や脳の一部に入り込むことで発生するとされていますが正確な理由は未だ明らかになっていません。治療は、動物病院で抗生物質などの薬を適切に投与して貰いましょう。症状が軽い場合、首の傾きは元に戻ることもありますが、重い病状では後遺障害を残すこともあり、改善の程度はうさぎの症状や状態によって異なります。
うさぎが鼻水やくしゃみなどの症状を示す病気です。温度環境、生活環境の変化か来るストレスやパスツレラなどの細菌感染によって起きると考えられています。鼻と目がつながっているため、白っぽい目ヤニなどの眼症状を併発することがあります。環境を整えることと、早期治療が推奨されます。
目が左右あるいは上下に小刻みに動いていることをこの様に呼びます。内耳の感染症等や脳の異常などが原因と考えられています。治療には動物病院での診断と抗生物質などの投与が必要とされます。首の傾き(斜頚)を示したうさぎの初期症状としてよく見られます。スナッフルの症状を示しているうさぎが、病状の進行の途上で現わすこともあります。
うさぎが食欲不振を示した際の原因の一つとしてあげられる疾患です。その他の症状としては便の大きさが小さくなったり、排泄量が減ったりしてきます。繊維質の乏しい食事の給餌や、寒暖差やストレスなどが影響して、胃腸の蠕動運動が低下するために起こる胃腸の病気です。似た症状を示す他の重大な病気が幾つもあることから、安易な診断は危険を伴うことがあります。正確な診断を行うためにも動物病院へ相談して、正しい治療を受けましょう。
うさぎの足の裏の毛が抜け落ちて、皮膚に炎症を起こした状態のことをこの様に呼びます。本来は完全に毛で覆われているはずなのですが、足裏が禿げてピンク色の地肌が見えたり、皮膚がむけて血が出たりしています。主たる原因としては、不適切な床の上での飼育や、過剰な体重、そして時には病気から生じる運動障害なども考えられますので、獣医師に相談しましょう。飼育環境が不適切な場合は、その改善が必要になります。
うさぎの腎臓や膀胱、尿道など(尿路という)に石(結石)が出来る病気のことをこの様に呼びます。石が出来ている場所によって、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石などと呼び方も症状も様々で、血尿やオシッコが出なくなる一つの原因です。尿道に詰まった場合は命に関わることもある危険な石ですのでこれらの症状を見かけたら獣医師に相談しましょう。うさぎは尿中へ多くのカルシウムが排泄されるため、食生活が不適切であると尿路にカルシウムの結石を作りやすいと言われています。日頃から適切な食生活を維持しましょう。
人でも良く知られていますが、梅雨明けから晩夏に掛けて起きやすい病気です。暑さのため、ぐったりしていたり、立てなくなったり、うさぎでは鼻の穴を広げながら激しい呼吸しているなどの症状も示すことがあります。けいれんやショック状態を起こし、急性腎不全や脳障害など全身の多臓器不全で死に至ることさえある怖い疾患で、緊急疾患であることから病院での早期の診断と治療が必要となりますが、何よりも予防が大切です。うさぎが快適に過ごせる室温は20~25℃、湿度は40~60%が目安です。車中での放置などはせず、自宅でも暑い日はエアコン等を用いた室温管理で病気を予防しましょう。
様々な原因で下痢は生じますが、早急な対症療法と合わせて原因究明が重要です。基本的な治療としては、症状に応じた補液、栄養供給、温度管理などが求められます。仔ウサギの場合は適切な栄養補給を怠ると致命的になりかねませんので注意が必要です。原因としては、コクシジウム原虫、細菌感染、腸内細菌のバランス低下などが知られていますが、獣医師による正確な診断と治療が必要とされます。
うさぎは草を主食とする動物で、歯は草を食べるのに口の動きによって歯が適切に摩耗するようになっています。しかし、何らかの原因でうまく摩耗されずに歯の噛み合わせが悪くなると、歯が伸びて食事を上手に摂ることが出来なくなってしまうのです。うさぎが食べ物を与えても残すようになったら、歯の病気にも気をつける必要があるのです。口元から長い歯が伸びていたり、よだれを流したりするようになったらこの病状が疑われますので、動物病院へ相談することをお勧めします。
なんらかの異常で足(特に後ろの足)が開いてしまって、正常に立ったり、歩いたりすることが出来ない状態になっていることを表す言葉です。幼い時に生じる事が多く、放置すると一生、歩行が出来なくなることもありますので注意が必要です。関節の異常から生じる他、筋肉や神経系の異常時でも同じ様な症状を示し、高齢になってから生じる事もあります。うさぎが上手く歩けなくなったら、なるべく早めに獣医師に相談しましょう。
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