水草が健康に育つ環境づくり

フィルターはなくても大丈夫!グラスアクアでつくる小さな生態系

 

グラスアクアリウムでのMeGreenセットではフィルターやエアレーションを使用していません。では何故、維持が可能なのでしょうか。
それは、「小さな生態系(自然の循環)が構築されているから」からです。わたしたちの住んでいる地球もまさに「自然の循環」が成り立っています。
土壌から湧き出た水が川へ流れ、海に辿り着き循環をしている、そこで生きるいきもの全てが生態系を構築する生命共同体です。

みなさんが作成したMeGreen の小さな容器の中でも自然の循環が成り立っているんです。いきものたちが出す二酸化炭素(CO2)を水草が光合成で使用します。

たっぷりの水草が光を浴び光合成をすることで排出される酸素(O2)がいきものたちの呼吸に活用されています。また、いきものたちから排出されるフンや水草の枯葉が底床に落ちると底床に生息しているバクテリアが分解を行い最終的に硝酸塩に分解され水草が栄養として吸収します。

水草は栄養を吸収する際根から吸い上げるため底砂に水が流れ込み自然のろ過が行われます。これを「伏流水」とも呼びます。このようにみなさんの小さな容器の中では多くの自然現象が発生し、常に循環しています。

そのため、フィルターやエアレーションを行わなくとも維持が可能になるのです。言い換えてみると「小さな生態系=小さな地球」と考えることができます。自然を学ぶことで新たな発見が生まれる。それがMeGreenの魅力であるとわたしたちは考えています。

 

 

大きい水槽にチャレンジ&CO₂を添加しよう

MeGreenセットで水草育成に成功し、いろいろな試行錯誤をされた方であれば、水草を育てる中でいくつか壁にぶつかったのではないでしょうか。
例をあげると、赤い水草を追加してみたが、赤くならなかった、もしくは赤色が抜けて茶色くなってしまった。育成が難しいと言われる種類が上手く育たなかった。

MeGreenではコケの発生を抑制するために貧栄養の環境で水草を育てます。そのため、栄養が必要な水草であったり、赤い種類の水草を真っ赤にするのは難しい飼育環境というわけです。それでも、どうしても水草を赤くしたい!難しい水草を育てたい!という方はソイルやCO₂を使った水草水槽にステップアップするタイミングです。

より強いLEDやCO₂添加、液体肥料を使い、水草にとって好環境をつくることで、MeGreenでは育てることができなかった水草でも育てることができます。