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お店でお魚をお気に入りのお魚を選んで店員さんにすくってもらい、ワクワクしながらお家の水槽に無事に泳がせるまでのポイントを説明いたします!

お店でお魚を袋にパッキング

アクアリウムショップでお魚を買うと、店員さんが袋に魚と水、そして袋をパンパンに膨らませて袋の口を縛ってくれます。シューッと袋に入れているのは実は酸素。袋に入れられたお魚が酸欠を起こさないように、たっぷりと酸素を袋に入れているのです。
お魚の数にもよりますが、1日くらいなら酸素が足りなくなることはありません。お魚たちは安全にお家まで運ぶことができます。

輸送中の注意点

酸素の問題はない、とはいえ、お店で網ですくわれて小さな袋に入れられるだけでもお魚たちにとっては大きなストレスです。お家に帰るまではできるだけ袋をゆすったりせず、静かに運びましょう。また、お店によっては紙袋に入れてくれるところもありますが、できれば暗いところに入れて運んだほうがお魚たちは驚かずに過ごせます。
そして、一番の注意点は『温度』です。特に熱帯魚を冬場に買った場合は、家までの輸送中に水温が低下すると、お魚にとっては非常に大きなダメージになります。車で運ぶならまだ安心ですが、寒い中を連れて帰る場合は、使い捨てカイロなどを用意する方もいます。家につくまで水温が下がらない工夫をしましょう。

お家の水槽にまずは袋のまま浮かべる

お家の水槽にまずは袋のまま浮かべる

お家についたら、まずは水槽に買ってきた袋のままプカプカと浮かべます。浮かべておく時間は30分ほど。浮かべておくことで袋の中の水温と、水槽の温度が同じになります。魚は水温の変化、特に急激な水温変化に弱いので、水槽に放す前にあらかじめ水温を合わせてく、というわけです。

水槽に魚を放す手順

30分ほど経ったら、袋の口を開きます

30分ほど経ったら、袋の口を開きます。そして、ここからいきなり魚を水槽に放すのではなく、空けた袋の口を水面につけて、ゆっくりと水槽の水と袋の水が混ざるようにします。魚たちが自分たちのペースで袋から出ていくまで、じっくりと待ちます。ほとんどの場合、1匹が外に出ると続いて出ていくようになります。

すべてのお魚が同じように体力があるわけではないので、中には輸送のショックや水質の変化で弱ってしまうお魚も出てきます。ただし、上記の手順を守ることで成功する確率は間違いなく上がります。
また、海水魚や水質変化に弱いお魚の場合、点滴法などより時間をかけた水合わせが必要な場合もあります。一般的な熱帯魚には上記の手順をおすすめしますが、お魚を買った際にアクアリウムショップの店員さんに相談してみるのもいいでしょう。