水質維持に影響を与える素材選びと組み合わせの妙。研究所の知見が活かされます。

ジェックスラボラトリー所長 吉田恵史郎

厳選された活性炭・ゼオライトを求めて

水質維持を科学的な視点で検証する。

活性炭

水質の浄化に欠かせない活性炭は、アクアリウムでは古くから活用されてきました。

天然素材を加工した活性炭の臭いや汚れ物質を吸着する性能は、観賞魚の水質浄化にも最適です。
工業用の活性炭には、一度使った活性炭を高温処理などして再生したものもあります。
しかし再生した活性炭は、吸着能力が低下している場合があることから、ジェックスではすべての活性炭に飲料水の浄化に使用する「バージン活性炭」を採用しています。

ゼオライト

また、最近のろ過マットには活性炭に加えてゼオライトを配合したものが増えました。

ゼオライトはイオン交換能力を有しており、水質悪化の原因の一つであるアンモニアを除去することができます。
活性炭の持つ吸着能力と合わせることで、よりアクアリウムの水質を安定させるために配合しています。また、活性炭とゼオライトは、濾過バクテリアの担持体としての効果もあり、生物ろ過を促します。

アクアリウムごとの環境によって、ろ過の状態は変化します。水質を安定させるために重要なのは、しっかりした性能を持っているろ材を使用することです。活性炭やゼオライトは、産地や製造方法によって、性能が大きく異なります。ジェックスの商品で使用している活性炭を始めとしたろ材は、すべてジェックスラボで検証し、能力がしっかりと確かめられたものが採用されています。40年に渡る水づくりの経験が活かされています。

フィルター本体内部の水の流れにこだわる

フィルター本体の内部構造は設計陣が担当しますが、どのような水の流れになるかどうかはフィルター全体の性能に大きく影響するため、ジェックスラボとしても設計構想に一緒に取り組みます。

フィルター本体内で水がどのように通過するか、仮にフィルターが目詰まりしてきた時にどのような流れの変化が起きて、ろ過に影響するか。そこまで考えることで、様々な使用シーンの中でも最大限の効果が発揮されるよう、研究と検証を行なっています。

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