金魚など、魚のうろこが松ぼっくりのように逆立ってしまう松かさ病。松かさ病は、重症化すると治療が困難な病気のため、日頃からの予防と早期発見が大切です。
このページでは、松かさ病にならないために気をつけることや、万が一かかってしまった場合の治療方法などをご紹介。
原因を知り、しっかり対策をしてあげましょう!

松かさ病ってどんな病気? 症状と原因を解説!

松かさ病は、松ぼっくりのようにうろこが逆立つ病気です。「エロモナス ハイドルフィア(Aeromonas hydrophila)」という細菌が感染して起きることが多いと言われますが、はっきりとした特定原因は解明されておりません。末期で重症化した魚は症状が出てから短期間で死んでしまい、症状の見た目の痛々しさと、魚の明らかな衰弱の様子から大変恐れられている病気です。
うろこが逆立つ症状からして金魚での発症が目立ちますが、グッピーやベタなど、他の魚にも発症します。

松かさ病

松かさ病は他の魚にうつるの?

症状が出た魚から直接周囲の魚への伝染することはありません。ただし、水槽の中に細菌が残っており、それが体内に入り発症する事はありえますので、水換えは行ってあげてください。

初期症状を見逃さないように注意!

全身のうろこが完全に逆立った(開く)症状はすでに末期で重症化している可能性が高く、体表各所で内出血が起こり、腸管の炎症や腹水の貯留なども起きていることが多い状態です。重症化している松かさ病はすでに死の間際という状態ですので、ここからの治療は困難です。よって、初期のうちに対策することが大切です。
初期症状としては、鱗が少しずつ浮いてくる、身体が膨らんでくる、泳ぎ方が多少鈍くなるなどが挙げられます。早い段階で松かさ病と気づくことは難しいかもしれませんが、できるだけ注意して観察してあげてください。
また、細菌に感染するという事は魚が弱っている事を示します。魚が弱るようなストレス(水質の悪化や水温の急な変化、手で魚を触るなど)を与えていないでしょうか?魚を飼育している環境をしっかりコントロールしてあげることが、松かさ病の一番の対策になります。

松かさ病を予防するには?

水質の悪化や消化不良、水温などの環境の急な変化といった、魚へストレスを与えない飼育環境を心掛けます。ストレスを受け続けると、魚が弱って細菌が体の中に侵入します。水換えを行うことや、餌の与えすぎ、古くなった餌を与え続けることはやめましょう。餌は、消化しやすくおなかにやさしいものを選んであげてください。

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1年中発生する病気ですが、春と秋に多く発生する傾向にあります。この時期は水温が不安定なので、ヒーターを使って水温を一定に保ってあげることが重要です。
またアンモニアなど、水質悪化の原因になる物質が増えすぎないように、小まめに水換えをしてあげることも大切です。

正しい水換え方法・頻度については、こちらをチェック!

松かさ病は治るの? 対策と治療方法について

ここまで書いたように、「松かさの状態」が末期の場合は魚も衰弱しているので治療は困難です。進行途中の場合は飼育環境を改善し、塩浴や、グリーンFゴールドの使用などで治療につながる事があります。白点病と違い、水温を高温にするのではなく、金魚の適温である20度程度を維持することが重要です。この状態でうろこの開き(松かさ)が収まれば完治の可能性が出ます。

この病気は分からない部分が多く、薬での治療も効果がない場合があります。如何に魚へのストレスを減らしてあげるかが、この病気への一番の対策になります。日頃から、魚が快適に暮らせる環境づくりを心がけましょう!

 

 

★魚は生き物です。同じ治療をしても効果の出る魚と出ない魚がいます。また病気の進行、治療の効果も飼育環境やもともとの魚の抵抗力ですべて結果は異なります。飼育者の皆様はこの点をご理解いただき飼い主様の責任のもとで治療を行ってください。

※このページの生体画像は金魚部様から頂戴しております。

 

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