人は誰でも毎日を楽しく、愉快に過ごしたいと思っています。しかし、現実は勉強・仕事・人間関係等、日々生活する中で様々なストレスを抱えています。ストレスを自覚できていれば、それに対応することもできますが、自分でも気づかないうちにストレスを溜め込んで、心身の状態を崩してしまうことがあります。ストレスに対するセルフケアとして、アクアリウムの活用は有効な手段と考え、ジェックス株式会社は2009年から国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学合掌顕教授と、アクアリウムのストレス回復効果の研究を行っています。 今回、新たな研究結果が明らかになりましたので、ご紹介いたします。

 大学生を被験者として、観賞魚のみ・観賞魚+水草・観葉植物・ブランク(空水槽)の4パターンでストレス回復効果を比較する試験を行いました。測定は唾液アミラーゼ、心拍変動、アイマーク、気分尺度の4項目を実施しました。

 その結果、ストレスの回復効果は、【観葉植物】→【観賞魚】→【観賞魚+水草】の順に高い結果となりました。回復効果としての刺激が少ないと飽きてしまう、適度だとリラックス、多い方が回復につながると考えられます。

 アクアリウムに癒し効果があるということは古くから言われています。今回改めてその効果を科学的に検証することができました。今回の情報を呼んでいただいた方には、ぜひ観賞魚が泳ぐ水草レイアウト水槽を眺めていただき、日々の疲れをいやしていただければと思っております。また、ジェックス株式会社は一人でも多くの方にアクアリウムを楽しんでいただくきっかけとなるように、今後もアクアリウムの効果について研究を続けてまいります。

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