転覆病

 

ある日突然、金魚がひっくり返ってしまったり、横向きになるなどの症状が現れる『転覆病』。完治のためには早期発見と正しい対処が大切です。
転覆病の原因や治療方法・予防方法について、詳しく見ていきましょう。

転覆病ってどんな病気? 症状と原因を解説!

お腹を上に向けて逆さまになってしまう転覆病。
発症すると金魚は泳ぎが不安定になり、横向きになったりひっくり返ったり、まれに沈んでしまうこともあります。
琉金など体の丸い金魚がかかりやすい病気ですが、熱帯魚の中でも同じような体型の魚に発症することがありますので注意してください。

ふらふら泳いでいるときは要注意! 初期症状を見逃さないように

転覆病は一つの原因でかかる病気ではないため、完全にひっくり返ってしまってから完治させることは難しく、飼い主が「ちょっと泳ぎ方がおかしいな」と思ったときに対処することが重要です。
初期症状ではふらふら泳いだり、止まった状態でふわ~っと浮いてしまったりします。水温が低下する冬場にかけて発症しやすいと言われています。
サインを見逃さないよう、日々、観察を行うようにしましょう。

転覆病になる原因は?

金魚は自分の浮力を浮き袋でコントロールしています。消化不良を起こしたり、水質の悪い状態で飼育することで、その働きがおかしくなったり、体内にガスが溜まるなどすると転覆症状が出ます。
また、水温変化や飼育環境がストレスになり転覆病に発展することもあります。

転覆病にかかったら? 対策と治し方について

水質を改善することをまずは第一に考えましょう。
水質の悪化を防ぐためには水替えが必要です。夏場はエサを良く食べ水の汚れが目立つので水を変えますが、冬場はエサを食べないので水替えの頻度が下がる、結果として目には見えないがアンモニアなどで金魚には「汚い水」になり、消化不良も重なって発症、というケースも多いようです。

正しい水換え方法・頻度については、こちらをチェック!

次に、早期発見であるなら、エサの与える量を減らし消化を促します。そして別の水槽(バケツでも可)に魚を移し、塩浴させます。濃度は0.5%程度に調整しましょう。10Lの飼育水に対して50gの粗塩が必要です。金魚の様子をじっくり観察し、徐々に回復しているようなら完治の見込みが出てきます。完治してから水槽に戻しますが、転覆癖がついた金魚はここからまた発症することがあります。治療には根気が必要です。

金魚の転覆病を予防するには?

前述した通り、水質の悪化と消化不良を防ぐことが大事です。エサをしっかり食べてしっかり糞が出ているかを第一に考え、観察しましょう。
また、水温変化や飼育環境から起こるストレスを防ぐため、当社では金魚であっても保温器具の使用をおすすめしています。ある程度の水温変化は金魚の耐性を高めますが、日々のじっくり管理をできない環境で飼育する場合は、水温を一年間一定に保ちストレスを緩和するということも予防の一環としては有効です。
※上記はあくまで発症の一因です。

 

 

金魚は生き物です。同じ治療をしても効果の出る金魚と出ない金魚がいます。また病気の進行、治療の効果も飼育環境やもともとの金魚の抵抗力ですべて結果は異なります。飼育者の皆様はこの点をご理解いただき飼い主様の責任のもとで治療を行ってください。

※このページの生体画像は金魚部様から頂戴しております。

 

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