
水温も室内温度に比例して上昇し、周囲温度に対して閉め切った室内温度はさらに上昇していきます。水温が上昇し、一定温度を超えると魚や水草に悪影響を与えてしまいます。そうなる前に、このコーナーでは、水温が上昇し過ぎるのを防ぐ家庭用観賞魚飼育水槽用クーラーの選び方をご紹介を致します。
クーラーの選び方としましては、水槽周辺、水槽設置機器からの熱の影響を考慮し、冷却能力に余裕のある機種をお選び頂くことをオススメします。
※出力(W)を1W=1リットルに換算して計算します。
※周囲温度が36℃以上の場所で使用すると冷却能力が落ち、水温が下がらない事があります。
※クーラーの冷却能力は、設置場所、水槽の材質や構造、循環装置、照明、配管の形態や長さ等の環境により異なります。また、周囲温度が36℃以上の場所で使用すると冷却能力が落ち、水温が下がらない事があります。
計算例 >あなたの水槽に最適な冷却能力をチェックする
例1
マリーナガラス水槽(約幅60.0cm×奥行30.0cm×高さ36.0cm 水槽容量約57L)にライト(クリアLED POWERⅢ 600 消費電力15W)、フィルター(メガパワー6090 消費電力9W)を使用した水槽用クーラーを選ぶ場合。
※周囲温度35℃、設定水温25℃と仮定。
全水容量・・・57L
全出力量(損失熱量)・・・15W+9W=24W
※出力(W)を1W=1Lに換算して計算します。
全リットル数の計算式に当てはめると
57L+24L=81L
例2
グラステリア900水槽(幅約90.0cm×奥行40.0cm×高さ50.5cm 水量約160L)に60Lのろ過槽、ライト(クリアLED POWERⅢ 900 消費電力25W)、循環ポンプ(消費電力60W)を使用した水槽用クーラーを選ぶ場合。
※周囲温度30℃、設定水温26℃と仮定。
全水容量・・・水槽容量+ろ過槽容量=160+60=220L
全出力量(損失熱量)・・・25W+60W=85W
※出力(W)を1W=1Lに換算して計算します。
全リットル数の計算式に当てはめると
220L+85L=305L
このページをシェアする
関連情報
-
夏の暑さ対策お済みですか?
-
お悩み解決!~フィルターだけでも酸素って供給されているの!?~
-
お悩み解決!~バックスクリーンの貼り方について~
-
観賞魚の病気についてもっと知ろう!
-
読んで役立つ!観賞魚の初めての冬越え 第1章 水槽管理の手引き ヒーターの仕組みと金額編
-
読んで役立つ!観賞魚の初めての冬越え 第2章 水槽管理の手引き ヒーターの有効利用編