自分で作ったものには、とても愛着がわいた!
そんな子供のころの思い出ありませんか?
今回はボトリウムを使い、そんな子どもたちの
心に
スポットを当てた実験を行いました。
子ども自身がボトリウムを作ったグループと、他人がボトリウムを作ったグループに分けて、1ヶ月間、世話を続ける中での行動や発言を記録しました。
▲ワークショップの風景
▲作成したボトリウム
1ヶ月飼育した後の感想を分析(テキストマイニング)した結果
自分と魚を強く関連付けていた!
(例:「僕の(私の)お魚が…」など)
※テキストマイニングとは?
取得した文章データを単語や文節で区切り、それらの「出現頻度」や「共出現の相関」「出現の傾向」などを解析する手法のことです。
- ボトリウムを自作して、お魚を飼育すると…
お魚を大切に想う気持ちが強くなる!
1ヶ月飼育する前と後の印象についてのアンケートを分析
《今の気持ちに当てはまる項目の強さを5段階で回答》
項目「死ぬとつらい」の値がUP!
下のグラフの通り、自分でボトリウムを作成したグループは、飼育前と後では値が上がり、逆に作成していないグループは下がっています。
- ボトリウムを自作して、お魚を飼育すると…
命の大切さがより伝わる!
いかがでしたか?今回の実験。
自分が作ったものは、やはり子どもたちも気になるようで、
魚の世話をしようとする気持ちや、ひいては命を大切にする心へとつながったようです。
最後に、ご協力いただいた被験者の方々の声を一部紹介します。
ボトリウムの効果 被験者の声(一部抜粋)
- お魚の事をとても気にかけていました。自分のお魚、自分がお世話をするんだ!!という気持ちが強かったように思います。 (Tさん)
- 魚のエサやり等の時は、自分の遊びを止めてエサあげをする(優先する)ことがありました。母の言う事は素直に聞かないけど、魚のお世話のお願いはすんなり聞きました。 (Iさん)
- 小さい生物にすごく関心を持つようになった。大人が赤ちゃんなどに話しかけるような感じで魚にも声をかけていました。 (Sさん)