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グッピーを上手に飼う方法

グッピーを上手に飼う方法

グッピーを飼ってみよう

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はじめてグッピーを飼う方へ

グッピーの環境グッピーの水オスとメスの見分け方グッピーの繁殖

“熱帯魚はグッピーに始まり、グッピーに終わる”と言われるほど熱帯魚の中での代表的な魚です。
現在でも世界中でさまざまな品種が作出され、固有品種を大事にし個体の素晴らしさを競い合うブリーダーもたくさんいます。
グッピーは主にシンガポールなどから輸入される外国産のものと、日本国内で繁殖させた国産グッピーと呼ばれるタイプがあります。
輸入グッピーは非常に安値で購入できるため初心者の入門魚としては最適です。グッピーは温和な熱帯魚なので同じ大きさの温和な熱帯魚とならほとんどの種類と混泳が可能です。またグッピーと水草水槽との相性も素晴らしいものがあります。グッピー購入時の注意点はグッピーの最大の魅力である尾びれの状態をしっかり確認してください。グッピーの尾びれがちぎれていたりくすんでいるような個体は避けてください。
初めて飼う方にも分かりやすく器具なども含めてご紹介いたします。
→水槽の準備

グッピーの環境

■水槽のレイアウト

グッピーは弱アルカリ性の水質を好むので珊瑚や貝殻を含んだ底砂が良いのですが、中性付近でも十分飼育が可能なので極端に酸性に傾く底砂利以外なら何でもかまいません。(水道水は中性に調整されておりますが、初期段階はアルカリ性に傾く傾向にあります)ただし、酸性になる傾向のソイル系の底砂は使用しない方が良いでしょう。
それと、粒に角がある底砂(硅砂など)はグッピーの体や尾ビレを傷付けやすいようです。絶対に駄目な訳ではありませんが、出来れば角が無い底砂を選びましょう。

水草は酸素の補給と稚魚が隠れられる場所、それから水槽内の余分な栄養分(汚れ)の分解者としても活躍しますので、できれば水草がある方がグッピーにとっていい環境だといえるでしょう。
→グッピーの水草について


■水流

グッピーは、体の半分はあろうかという大きな尾ビレが特徴です(中には違うものもいます)。
その為、素早く泳ぐのにあまり適していません。
このことからグッピーを上手に飼育するための第一の条件としては、水流が弱いことがあげられます。水槽でグッピーを飼う場合にも大きなフィルターやエアレーションなどによって水流が強くなりすぎると、ストレスを受けたり大きな尾ビレを傷つけたりと病気の原因にもなるので注意が必要です。

グッピーの水

■水質

グッピーを上手に育てるコツは水質管理です。
水が良ければ病気になりにくく大きく育ってくれます。
グッピーは弱アルカリ性くらいの水を好みます。
水質がどうしても弱酸性になってしまう場合は水槽内やろ過槽内に珊瑚や貝殻を入れると弱アルカリ性にする事が出来ます。
ただし、底砂同様、グッピーの体を傷つけないように角張っていない形状の物が理想的です。
水道の水はほぼ中性なので使えます。ただし消毒の為の塩素がグッピーにとって猛毒なのでこれだけは取り除きます(カルキ抜き)。 塩素の中和にはショップ等で販売している「塩素中和剤(カルキ抜き)」を使用するか、もしくはバケツに水を汲んで外に出し2~3日おくなどすればほとんど塩素は抜けます。

■バクテリアの繁殖

しかし、塩素が抜けたからといってグッピーにとって良い水かといえばそうではありません。この状態は「新水」といい、グッピーにとって大切なバクテリアやプランクトンがほとんどいません。一週間くらい経つと水がこなれてきて「古水」になります。この状態になるまではエサを控えて水が汚れないようにしましょう。
もしすぐに「いい水」にしたいのなら市販のバクテリア繁殖促進剤を入れるといいでしょう。

■水の量

グッピーの数によって最低限必要な水の量が決まってきます。
目安として、最低グッピー1匹に対して水1リットル、 理想としてグッピー1匹に対して水2~3リットルです。


■水温

グッピーが最も活発に活動する水温は23~26度です。
この水温範囲に飼育水が保たれていれば、エサ食いも良く、成長も早いものです。グッピーを早く大きくしたいときには、水温を高めに設定します。しかしあまり水温が高すぎると、食欲が落ちてきます。(水温が高すぎる)真夏に繁殖行動が鈍ってくるのはそのためといえます。グッピーにとって、一日の水温変化の幅が大きいとストレスになりますので、最低温度を一定に保つようなヒーターの使用は病気の発生を防ぐ意味でかなりの効果があります。

オスとメスの見分け方

オスはメスに比べて体が小さく尾ビレが大きく立派、メスは体が大きく腹部が膨らみ尾ビレは小さめです。


オス   メス
オス   メス

グッピーの繁殖

グッピーは、卵胎生魚(卵を産むのではなく、母魚のおなかの中で受精し、稚魚となって孵化)なので卵からかえるのではなく、稚魚となって生まれてきます。
また、グッピーは「ミリオンフィッシュ」といわれるほど繁殖するのが簡単な魚で、オスとメスが同じ水槽にいれば誰でも簡単に繁殖させることができます。
→産卵・孵化について


グッピーの環境グッピーの水オスとメスの見分け方グッピーの繁殖