本土の一部であるティエラ・オスキュラ半島は、急な斜面が多く、広大な原生林と劣化した森林が点在しています。海岸線にはマングローブ林、牧草地、水辺の集落が広がり、残された森林は半島のより標高の高い領域に分布しています。この半島は、ロマ・パルティダ島とは狭い水路で隔てられていますが、ここの森には非常に目を引く青色のイチゴヤドクガエル(Oophaga pumilio)のモルフが棲息しています。
この地域のカエルは、背中や後脚に小さな黒い斑点が見られる個体もいますが、基本的に全身が青色で、お腹はコバルトブルーです。
エキゾテラチームが荒廃した区域、一部は庭園となっている場所に降り立つと、海岸から数メートル離れた急斜面の道沿いでマダラヤドクガエル(Dendrobates auratus)が跳ねているのが目に入りました。この緑と黒のヤドクガエルは、この地域、特に劣化した場所で非常に多く棲息しています。手入れの行き届いた道沿いのある地点では、九匹もの個体を同時に観察することもできました。
この地域に棲息するマダラヤドクガエル(Dendrobates auratus)はカリブモルフとして知られ、全タイプの中で最も広い分布域を持っています。分布はカリブ海沿岸に沿って、ニカラグア南東部からパナマ西部のボカス・デル・トロ州まで広がっています。体色のパターンは、黒地に緑からターコイズグリーンの大きな斑や帯が入り、島のタイプよりも大型になる傾向があります。メスはやや大きく、オスは細身で指先が広がる特徴があります。
一方、青いイチゴヤドクガエル(Oophaga pumilio)を探すのには特に労力を要しました。なぜなら、このモルフは半島のより標高が高い原生林の区画にのみでしか見つけられなかったからです。この密林に足を踏み入れると、あたり一面でオスの鳴き声が聞こえてきました。しかし、このモルフは島の個体群に比べてかなり臆病で、近づくのが難しく、深い青色の体は薄暗い林床の落ち葉の中では見つけるのに困難な状況でした。ほとんどの個体は大きな樹木の周囲、根やフィロデンドロンなどの下部の着生植物の間で見つかりました。このタイプの逃走戦術は非常に効率的で、連続した長い、不規則なジャンプを繰り返し落ち葉の下へ消えていきました。これらの美しいカエルをしっかり観察し記録できたのは夕方近くになってからでした。
これらの原生林の中でもマダラヤドクガエル(Dendrobates auratus)は見られましたが、荒廃した区域に比べると数は少ないようでした。
