ソラルテ島は、バスティメントス島よりもかなり南に位置する中規模の島です。この島には限られた数の住民がおり、主に海岸沿いの小さな集落に住んでいます。
ソラルテ島の南海岸はマングローブ林や複数のマングローブ小島が続いており、上陸は容易ではありません。しかし、一度マングローブを抜けて島に入ると、広大な原生林が広がっています。
ソラルテ島の植生は主に低地の原生熱帯雨林に支配されており、イチジク属(Ficus sp.)やアルメンドロ(Dipteryx oleifera)などの大型の高木がそびえ立っています。低木の成長は比較的まばらで、主にディフェンバキア属(Dieffenbachia)、カラテア属(Calathea)、小型のヤシ類、ヘリコニア属(Heliconia)などが分布しています。
この島のイチゴヤドクガエル(Oophaga pumilio)は、こうした低木部分や木の根元付近で見ることができました。彼らは地面を移動するのに枝や根を使うため、落ち葉の中や上で直接見つけられることはありませんでした。
