サン・クリストバル島は、ボカス・デル・トロ諸島の中でも比較的大きな島です。人間の居住は限られており、島内に点在する数か所の小さな集落に住んでいます。島の森林は分断されており、広範囲にわたって断片化しています。
エキゾテラチームは調査船で島の北端へと向かい、劣化した森林や原生林へのアクセスが比較的容易な場所に到着しました。イチゴヤドクガエル(Oophaga pumilio)は、バナナ農園の縁にある劣化した森林の区画でも、ほぼすぐに見つかりました。この個体群は主に森林の地表、木の根元付近で観察されました。
サン・クリストバル島のカエルは、非常に多様性に富んでおり、赤からオレンジ色の背中に青い脚を持っています。斑点があるものもいれば、全く模様がないものもいます。さらには、本土由来と思われる「ブルージーンズ」と呼ばれるモルフにもチームは遭遇しました。
この島ではイチゴヤドクガエル(Oophaga pumilio)が他の訪問島よりも多く見られるようで、美しいモルフの写真や映像を撮影するのにそれほど時間はかかりませんでした。
夕方には、激しい雨が降る中、調査船「ラ・ヴィー号」は次の目的地であるバスティメントス島へと出航しました。
