トーマス・メリックは、若くダイナミックな農業エンジニアとして、2011年末にExo Terraチームへ加わり、新たな活力をもたらしました。プロダクトコーディネーターとして、多くのワクワクする革新的なプロジェクトがアイデアから実際の製品へとスムーズに進むよう、重要な役割を担っています。 しかし、彼の価値は優れた技術力だけにとどまりません。爬虫類や両生類をはじめとしたエキゾチックアニマルへの深い情熱と豊富な経験は、チーム全体の知見とモチベーションをより高める大きな原動力となっています。
トーマスの情熱の原点は、家族の存在にありました。彼の家族はカメやリクガメなどのエキゾチックアニマルに強い関心を持っており、こうした環境で育ったトーマス自身も、自然と興味を持つようになりました。幼い頃から、さまざまな無脊椎動物や脊椎動物のエキゾチックアニマルを飼育した経験が、やがて彼の活動の大きな土台となります。
動物園や動物保護センター、ブリーディング施設などでのインターンシップを重ねるなかで、彼の興味はより一層深まり、30年以上にわたって、爬虫類や両生類の専門分野で豊富な実践経験を積んできました。さまざまな動物に関心を持つ中でも、特にトーマスが魅力を感じているのはカエルで、中でもヤドクガエルです。彼はそれらを「動物界の宝石」と表現するほど強い愛情を抱いています。
トーマスの専門知識は飼育環境だけにとどまりません。彼の情熱は世界中のエキゾチックな場所へと彼を導いてきました。彼の人生の大きな転機のひとつである南米で過ごした時期には、現地に住み込み、地域の美しい動物相の研究に没頭しました。
特にヤドクガエルに焦点を当て、彼はその原生地である熱帯雨林でこれらの魅力的な生物を探索・調査し、行動や生理、生態的役割についての理解を一層深めました。
南米での滞在中、トーマスは絶滅危惧種の保護に貢献するという貴重な機会に恵まれました。彼は、世界的にも有名なガラパゴス諸島最大の島であるイサベラ島にあるガラパゴスゾウガメ繁殖センターで勤務し、現地の象徴的な生き物たちの保護と繁殖において重要な役割を担いました。
トーマスは、卓越した専門知識とエキゾチックアニマルへの尽きることのない情熱を兼ね備えています。その歩みは、Exo Terraの理念やビジョンとも深く重なり合っています。彼がチームに加わったことで、製品開発が加速しただけでなく、技術面と自然志向の双方に響き合う、新たな活力と視点が組織にもたらされました。
Exo Terraが常に革新を追い求める中でトーマスは、「人間の創造力」と「自然への敬意」とが生み出す相乗効果の象徴といえる存在です。この相乗効果こそが、Exo Terraの使命の核であり、ブランドの発展を支え続けています。
「トーマスの専門知識は飼育環境だけにとどまりません。彼の情熱は世界中のエキゾチックな場所へと彼を導いてきました。彼の人生の大きな転機のひとつは南米で過ごした時期であり、現地に住み込み、地域の美しい動物相の研究に没頭しました。」

マダガスカル探索中のトーマスとアンダシベ自然保護区のインドリ